海外環境2020年前半環境レポート(YCS Sydney後~現在)
皆さんこんにちはKodaiです。いつもTwitter見てる方はお世話になっています。
オーストラリアから2月に帰国しましたがその後もオンラインを通じて海外勢と交流していてオンライン大会も結構参加しています。何回か優勝できたり成績もいいのでちょっと書いてみます。未だにOCGよりTCGのが慣れててなんならOCGは素人以下ですネ…
今回は長いです。のくせにある程度理解しながら前後関係を繋げないと面白くないかもしれません。私の力量不足です...
誤字脱字、解釈違いもあるかと思いますがご了承の上ご覧になってください。
(2020だよ)
今回は海外の2月から5月環境の報告、感想について個人的意見を書いていこうと思います。好評であれば次もやろうと思います。
海外環境の特徴
Gがありません。パワーの低い誘発を貫通するためのパワーカード入れ放題かつ、展開デッキも日本のようにGをケアするカードを入れる必要がありません。
そのため展開デッキが好まれる傾向にあり、罠デッキはスキドレやマクロコスモスという各永続罠が制限であり、虚無も禁止。なので毎回誘発を引く、または盤面を返す、さらにサイド後もストームやサイク系に負けないハンドを毎回する必要がありあまり好まれませんでした。
またETEDが予選でありません。トイレマンジェシカが有名になったように40分時点のそのフェイズ終了時にライフが多いほうの勝ちとなります。ちなみにあの話は事実です。フランスの大会で40人近くがやったのでオーストラリアでもトイレの試合内利用禁止をわざわざヘッドジャッジが明言して大変そうでしたね。
罠デッキはこのルールもあってさらに人気が消えることになりました。ライフカットが遅ければ敗北です。
つまり展開環境が基本という外国人の思考を反映した環境となっています。
カードが高い。これは実は環境に影響しており、高い誘発を買うならなくてもいいやとか高いデッキを1つ組むとなかなか次にいきづらい傾向にあります。環境が停滞しやすかったんですね。また、古いデッキを改良してずっと使う人もいます。Boxは日本の倍以上、重要なカードや汎用はシクのみ、かつ1万越えは頻繁にあります。そのためコロナの前からオンラインがずっと流行っています。
Konami側もDBやこれらの問題を認知して対抗してきます。新規を売るために再録を豪華にして新規や低年齢層に優しくしたり、制限改定を厳しくして環境を動かそうとします。結果として再録後すぐや無制限からカードがいきなり禁止になったり、もう無制限に戻ってもいいようなカードが永遠に帰還しません。
海外民はこうした背景からは長く戦えた閃刀、転生、サンダー、オルフェ環境が好きでしたがKonamiが1月改定でとんでも行動をします。その結果として海外民は自分たちの所持カードを上手く使えるデッキ選択に走ります。
頻繁に数万をポンと払える人々のみガチ勢の中でも強かったりします。
勿論資金力は趣味なのだから当たり前という人もいますが海外ではこれはどのように反映されるのでしょうか?
結論として複数の環境デッキが存在する場合ストラクデッキ、息の長い環境デッキの分布が多くなりやすいです。もちろん例外もありますが店舗や小さい大会ではそれが顕著に出ます。しかしオンラインでは高額デッキが分布として多くなります。
最近は優秀なストラクデッキも多くてすごいですよね。
また環境の停滞の理由にはもう1つあります。海外の環境が動く基準はYCSを始めとした大規模大会を基準としているためです。YCSのペースは1か月に1回、遅いと2か月に1回とかなので停滞しやすいのでしょうね。
日本は毎週CSがあって環境が毎週動いてすごいと思います。
だいぶ横道にずれましたね。データや証拠ほしい人いると思いますがこれは論文でもないので今までのYCS分布見てください。私自身海外にはそれなりにいましたが彼岸、真竜とかずっと環境いたり召喚系が多くよく見るあたり、十二環境でめちゃ金使った人たちの思念のようなものさえ感じます。
転生やシャドール、エンディミオンも結構強かったので最近ではさらに影響出てますね。
プレイレベルはヨーロッパがトップです。オセアニアはコントロールが多いですね。アメリカは奇天烈構築と展開デッキ大好きな人が多いです。
前期から制限改定まで
まずは前期環境の振り返りから行きましょう~そして今期の制限改定まで。
実は今期の少し前の3月19日に全海外民待望のハリファイバーを始めとした、日本でいうリンクパックが発売されました。その後改定まで2週間しかなかったために基本的には終盤は海外での彼らの扱いを模索する段階でした。
2月チームYCSラスベガス
前々回、つまり1月改定ではそれまで環境の主流であった閃刀のエンゲージ、転生のスタリオ、オルフェのディヴェル、サンダードラゴンの超雷、エレクトラム、シンクロイブなど禁止となり環境が一新しました。Konamiも思い切ったことをしましたね~
これは海外民も予想外でありいきなりデッキがなくなる事態となり、新しいデッキを模索しなくてはいけませんでした。
その中で候補に挙がったデッキが
Spyral(ソウルズが登場)
オルターガイスト(フェイカー制限のみ)
転生
月光(痛手はなし。オルフェエンジンで議論)
純恐竜(無制限、ボウテンコウ禁止)
シャドール(ストラク到着)
ドラゴンリンク(イブなしルートが開発。他のデッキも消滅)
この後のYCSチーム戦ラスベガスでは恐竜、シャドール召喚が優勝となり、また分布も上記のオルターガイスト以外が多い状況でした。ここからあまり環境が移らなかったのが前期です。
下はYCSラスベガスと同時開催となったYCSUtrechtです。
過去のデッキがかなり多いですね。資金的な問題もさながら環境が分からなかった人たちも多くこのような分布になったかと思います。
このUtrechtでの優勝は転生、2位は彼岸恐竜ドラゴンリンクとなっています。
結果としてこの環境はニビルを積める、後手カードの採用が容易、初動が多い、相手に回答がないとゲーム終了する妨害を用意する、先攻後攻両方強いデッキが優勝していた印象です。どんな盤面も対応できたエンゲージの禁止により対応できない盤面を作る人が多かったですね。しかし先行X妨害!最強!みたいなことも規制のせいでできないためここからTCG民の結論を話していきます。
YCSや2月環境のデッキ
YCSで優勝したシャドール召喚ですね。ストラク新規だったのと昔の環境テーマの再来ということで人気は高かったです。海外ではGがないため汎用誘発をたくさん積むのは手札が減るだけの可能性が高く、強力で確実な誘発や後手カードが好まれる傾向でした。(ライスト、拮抗、ニビルなど)
シャドールの強みとしてはこの時分布が多い予想された転生やSpyralに有利でミドラーシュから完封できる可能性、召喚の1枚初動、ニビルが光の誘発でネフィリムのために採用しやすかった点、超融合が浮きにくい点でした。エリアルの墓地除外もミラーや転生、Spyralに刺さり強かったと思います。
軒並み規制を受けた後ではこのデッキタイプはこの環境に勝つための条件を満たしており当時では人々に最強デッキとして印象に残りました。
この結果を受けた海外YPはミドラーシュ、ニビル、超融合やライストへの回答があるデッキ選択を迫られました。(そして召喚系統は高騰した)
YCSラスベガスでのもう一つの環境を支配したデッキは恐竜でした。決まれば強力なVFDはシャドール、転生、Spyralを一方的に倒せる回答がないと終了するタイプの妨害でした。また日本と違って初動がかなり多く、後手カードをメインから投入し、目立った規制はリトスの制限くらいでした。しばらく恐竜は後手を取るタイプが多かったですね~
ストラク産だったりします。
何回も言いますがGもありません。卵も好き放題割れましたネ。
制限発表されたときは最強扱いでしたが段々と対策され遂には使用人口が大幅に減って一時期ソウルズが値段落ちましたね。さらに問題点として当時このデッキは高かったために対策されるとすぐに使用人口が減り、一般的な日本でも見るような先行デッキへとシフトしていきました。(高い汎用を売ったともいう)
その他の珍しかったデッキ達
閃刀規制によりヴァレルソードワンキルデッキから雪花規制後に今でいうアダマシアの前身である岩石デッキ制圧となった彼岸です。
日本人には疑問を持たれやすいですよねこれ。
彼らの意見は単純で、
「Gがないなら横に並べて強い盤面を作ろう!!」
というものでした。彼岸は今でさえ海外では規制されてますが彼らの努力のおかげで帰還できませんネ…
展開方法はほぼ無限なので省きます。引いたカードとダンテで落ちたカード次第です。ブロックドラゴンを上手いタイミングで(ブロックのコストを用意して)落とせるかの勝負でもあります。回ればキュリオスで落とします。
発想としてはパキケをブロックドラゴンでサーチ、その後スカルデットでSSです。このデッキ以外ではリヴァイエールでいったんブロックのコストで除外したパキケのSSなど。ギガンテス並べて深淵、バルブギガンテスでナチュビなど……運がいいと全部出てキュリオス後からアポロウーサが並びます。
冥王結界ぐらいしか解答ないのでサイドに紅蓮の指名者が入ってますね。海外民は十二環境から困ったらこれ入れる人が多いです。
この環境の特徴である回答がないと詰むタイプの妨害が多いデッキです。初動もダンテ作って後は運次第なところがあるとは言えYCSは強運しか勝てません。
この後も人気デッキとなりパキケは高騰!!!もともと高いデッキだったのでブルジョアデッキへ!!!
私も何回もこれと当たって恐怖でしたネ…
1月規制前から常連環境デッキのほぼ唯一といっていい生存デッキです。深淵の着地が罠より優先すべき環境でしたね。そのため罠は素引きしやすいように多めの人が多かったです。しかしスタリオの禁止は意外とダメージが多く除去と展開を失ったことで深淵さえ建てるのが大変でした。
しかしUtrechtのYCSでは優勝しており上がそのレシピとなります。
アップデートジャマートランスコードでの8000ぴったりワンキルや豊富なスロットで環境に対応してますね。
その後はアルコンやVFD、ミドラにも厳しくこの環境では苦戦。しかし大量の誘発は汎用カード、安定性で環境終盤まで戦い抜きます。
オルターガイストです。ルール的に不利でなおかつ海外民が嫌うタイプの妨害を置くため嫌われやすいデッキですがパワーは結構高いです。恐竜に苦戦してましたね。
しかしたまにこうやって結果を出していたり、大きな大会では必ず当たるため少なからず環境に影響を与えていたと思います。
1月制限でオルフェゴールが抜けてランク4、ヴァレソビートとなっています。先行ではリダンラムダからガンマを構えます。
上はUDSという大きなアメリカの大会ですが優勝してますね。
全部は紹介めんどいのでいったんここまで。
前期後半
環境は召喚シャドールを中心に回ることになりました。
課題はいかに回答がないとダメなタイプの対策をするかでした。
パキケを使う岩石彼岸はあまりにも高額で分布は少なかったですが、ミドラーシュ、VFD、深淵あたりは頻繁に出たので対策が必要となりました。誘発ではどうしよもないことが多かったのですが、Duel overlord の発売による大量の環境レベルのカードの新規参入、そして新型コロナの参入で大会が中止。
そして海外勢はここからオンラインの大会の時代へと移ることになります。
つまるところこの環境で暴れたデッキ達はそのまま大量の新規と向き合う必要があったわけですね。
これらの背景からこの環境は不遇かつあまり面白くないといわれる環境扱いと評価を受けました。FBでは少し荒れてましたね。回答がないと即死展開をするデッキ、新規デッキはシャドールのみだがどちらかというとすごく斬新でもない。しかし約1か月程度で済みましたね。Konamiからの制限改定が4月にでると判明すると遊戯王自体が停滞しました。日本でも改定前はそんな感じですかね?
そろそろ読むの疲れてきましたかネ?文章力皆無ですみません。
これから4月環境に入ります。
4月環境
4月制限改定
まずは制限改定からですね。またここから新ルール適用となりました。
前期からSpyral、月光が規制を受けてどちらかというと立て直せない状況になりました。岩石彼岸も未開域やバルブの規制と少なくても安定や妨害に重要だったパーツが消えました。またこれらによって展開デッキが運任せだったりルートで1枚妨害受けると負けやすく、また前期のミドラーシュやVFDが残ったために結論を言うと環境最初期では流行りませんでした。
さらにハリファイバーの登場からか関連パーツ、シンクロデッキパーツの規制が入り当時有名だったトリシューラハンデスタイプが日の目を浴びることはありませんでした。
ペンデュラムも規制が多すぎてハリを使いこなすのが難しかったですね。
この環境での強いデッキの条件は
1.新規で登場したパワーの高いリンク達を使いこなす
2.前期の召喚シャドールや恐竜、転生に負けないパワー
3.新ルールで勝てる
でした。恐竜やシャドールは追い風ですね。
またオンラインなので時間によるキルがなくなりました。罠デッキにも優しい環境が生まれましたね。
では環境最初期を見てみましょう!
4月環境最初期(シークレットスレイヤーズ前)
オーストラリアは冒頭で言ったようにコントロールが多い環境ですがこの分布のようにかなり分布が分かれています。優勝はシャドール召喚でした。また、オンライン大会ということでみんな好きなデッキを使用していますね~
デッキ紹介します。
前期からの最強デッキ。展開系がドラゴンリンクしかいなくなり、転生よりミラーを重視するタイプへと変わっています。ディノミスクスや泡の採用、サイドのロンギヌス、障壁の採用が多かったですね。
DDクロウも流行っており、環境が前期から固まっていたような気がします。
しかしこの後現在でも大活躍する海外での現時点での最強パックが発売されます。
4月環境(スレイヤーズ発売後)
最初の週(4月制限2週目)ではエルドリッチが入賞(上)
「これならライフカットも早く、ディノミスクスが強く使えたり、環境のほぼ回答がないカードたちに対して別ベクトルから対応できる。」
となりました。他のデッキ軒並み規制受けてて古いデッキの使いまわしをしていた海外勢にとっては、久々の新しいデッキであり、またオンラインのため誰でも組めたために注目されていきました。(今でも黄金卿エルドリッチは1枚10,000越え)
またうららといった汎用誘発が復活していきました。
実は海外では羽禁止、リブート制限とリスト的には優しいです。
しかしこれは海外民のあまり好きなタイプではない罠デッキであったためにすぐに海外流に改造されました。主に1ターン目でもっと動けて妨害が置けるタイプですね。結果はすぐに出ます。
ルール変更、リンク大量参戦、新パック発売後も新環境には大きな変化はなかったように見えました。上はオーストラリアでの大きなオンライン大会でのトップ8です。
オルフェゴールが新規リンクのリイブとスクラップを使った新しい展開を使って入賞、あとは転生、恐竜、シャドールと変わりませんでした。
変わらないはずだった………
オーストラリアで前期と同じ環境をやっていたら同じ日に展開ばっかのアメリカでは岩石彼岸の後継者が生まれていました。アダマシアです。
日本でも活躍を聞きますね!!日本のアダマシアで困ったことあったらこの人をフォローしましょう。→ Twitter @Zyuki17
デッキ説明に戻りますネ。
オノマトカードを投入しています。これから海外ではこの形が主流となっていきます。妨害の量も当時存在していたドラゴンリンクより多く、また誘発貫通力も高い。さらに岩石彼岸よりも安定しているためすぐに環境デッキとして認知されていきました。新規リンクも多く使えてパワーがとにかく高いです。
さらに前期からの条件ニビルを超える可能性もあり、それとクロウしか投入してなかった当時のデッキ達を粉砕するのは容易だったらしく本人も余裕そうでしたね。
このアメリカ人世界大会出てたりしてたので有名人です。また高額でしたがオンラインなので問題なくそのせいもあって爆発的な速さで広がりました。
ここからこのデッキより安定してて、汎用のスロットという条件が環境に足された気がします。また冥王結界波の採用も増えました。結果として汎用スペースに若干の難点を抱え、さらにミドラへの回答が増えてしまったためにシャドール系が減っていきます。
エルドリッチが新しく召喚要素の投入と大量の誘発でアダマシアへ対抗。上のエルドリッチの項目で言ってたやつですね~
安定性が他の大体のデッキに勝っているとはいえ手札にブレのあるアダマシアは2番目。
転生や恐竜も汎用札や深淵、VFDで対抗。しかし誘発を積む展開デッキ自体が海外では珍しくアダマシアのメインのニビルの影響もあってか伸び悩む結果に。さらにエルドリッチの登場で恐竜側の妨害や後手に限界が出たのか大会であまり見なくなります。
珍しい点として十二獣が出てますね。汎用スペースの違いですかね。この後見なくなってしまいました…
しかしアメリカの大会の3日後にはこういう結果となるあたりオンライン主流になると今までと違って結果の反映が早いですね~
こちらも同じ日のオーストラリアでの分布です。アダマシアが出てきてますね!まだ多様な環境です。
そして1週間後……
もう明らかですね。アダマシアvs召喚エルドリッチを中心とするエルドリッチ連合へと環境が固定化されていきます。転生や恐竜ではパワーが足りなかったため(またストラクを使わなくてもオンラインならなんでも組めるため)消えていきます。
この大会での優勝は召喚エルドリッチでした。次で紹介します。
ここらの環境でのデッキ紹介です。
4月後半環境でのデッキ
汎用枠を魔法使いによるドロー要素に使った新しいタイプのエルドリッチです。完全罠だとどうしてもライストなどの後ろへのメタに弱くなったために前と後ろで妨害を構えるタイプとして登場しました。エルドリッチが光なのもかみ合いですね。ミラーでも強く機能しました。
またこのころからアダマシアの拮抗やライストを防ぐべくサイドに紅蓮の指名者の投入が目立つようになります。さらに汎用誘発の無限泡影、うららをよく見るようになりました。
このころのアダマシアは少し改良されコアキメイルのフル採用、SS手段の増加。例としてマドルチェの採用。これは御影志士とハリによる誘発の貫通のためですね。うらら、泡の復権により構築が変化しています。
4月後半環境から5月初期
召喚エルドリッチがアダマシアを抑える形で環境で最も高い勝率を出しています。VFDや後手の手数の多さで恐竜も生き残っていますね。ただし大会上位には見なくなりました。
ここから環境が動くことはないだろうと予想してましたがこの時には既に次の環境デッキが動いていました。
ハリファイバーを使った展開の考察が進んだ証拠ですね。
4月環境はアダマシア分布のトップは揺るがずに終わりました。実は先ほど言った新しい環境デッキがちらっと見えていますね。
アダマシア側にもさらなる構築の変化が生まれていてメインの冥王結界波の採用の増加が一般的になりました。だんだんとアダマシア側のプレイや展開が洗練されていきニビルに対してもアポロウーサや虹光での対策が可能だと判明してくるとメルカバにも打てる冥王結界波へシフトされていきました。
やはりエルドリッチがパワーを上げたとしても1番の問題はミラーでしたね。
そして海外にエタニティーコードが発売されます。リンクロスやアクセスコードの登場はさらに環境を大きく変えました。
5月環境
自粛は続く……
リンクロスの登場によっていわゆるハリ武力クロスの動きが海外でもできるようになりました。アダマシアはさらに展開が強くなりまたエルドリッチと差が付きました。
またss 手段として予想guy の採用も見るようになりましたね。オノマトからの脱却の構築の登場ですね。
サイドも固定化してきています。召喚対策のロンギヌスが流行ってきてますね。
こう見るとエルドリッチの圧が消えたかのように見えますがやばいデッキとして帰還します。
現環境(5月末)での最強デッキの登場
海外でジェットシンクロン1枚から4ドローするお手軽シンクロ展開エルドリッチが開発されました。
(T=トークン)
リンクリボー絡めハリ001
クロス、T1をリンクリボー→バリケードブロッカー(海外新規)
ブロッカーと001でラドン
ラドンTリリースオライオン
Tとオライオンで司書
リンクロスTと001でフォーミュラ効果
フォーミュラとTでアクセル
トークンとアクセルでサベージ(合計4ドロー)
この展開は海外での罠デッキが行うと利点が多くあり前の妨害(サベージ)、後ろの妨害(エルドリッチ)に加え魔法使いエンジンがやっていた2ドローを凌駕する4ドロー、さらにライブラリアンを置くことでミラーやアダマシアに対する疑似増殖するGという展開となります。
ドローの量が増える関係で誘発が復帰、さらに12枚の誘発スペースでアダマシアをメタることが可能になりこれによってアダマシアを超えるデッキとなりました。
シンクロエンジンはあまりにも手軽で4ドロー、さらに安定していたためにすぐに世界へ普及。魔法使い要素との合体からかなりドローできるように。
あまりのお手軽さから他にも出張され、海外ではジェットシンクロン環境と現在呼ばれています。
先週の分布ですね。アダマシアと並んでシンクロエルドリッチが増えています。319人のうち150人近くはアダマシアかエルドリッチということになりますね。
エルドリッチという分布をすれば31%というくくりになりアダマシアの分布が落ちていることがわかると思います。
優勝はこのメタをくぐった閃刀姫が優勝しており全員を驚かせました。
4月環境からのその他のデッキ(写真のみ)
勿論アダマシアやエルドリッチ以外にも活躍するデッキは存在します!
最近から4月初期へさかのぼります。
ここでは紹介しきれないためここまで。
終わり、挨拶
お疲れさまでした。ここまで見てくださってありがとうございます。
Spyral、転生、恐竜、召喚シャドールからアダマシア、エルドリッチまでの変遷を軽く見てきましたがどうだったでしょうか?
海外環境は完全に趣味であるため一般人より少し知識があるだけですが皆さんから好評の声をいただいて今回このような形で2020年を振り返ってみました。
ご友人たちと話題や議論の材料にしていただけると作ったかいがあります。私も帰国してからの環境なので少し偏った大会知識があったり、世界中の友人からの情報なので完ぺきに把握してたわけでもありません。
(海外にいた時ならYCS4位ぐらいの実力DAZ…過去の栄光は黙ります……)
しばらくは私自身が忙しいですが今後もよろしくお願いします!!
質問は@HwDmnまで。ついでに感想いただけると嬉しかったり次回があれば反省点になります。
この記事を作るにあたり毎回画像提供の許可をいただけるReady for yugioh様、Carloncho store様, Italian ygo様、Australian YGOへ感謝です。